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日本代表が勝利
JOMO杯

▽10月3日 東京・国立競技場
日本代表
2―0
外国籍選手選抜
【得点者】松田(横浜)、高原(磐田)

高原
前半41分、高原はPKを決め2点目をあげる
 6回目のJリーグドリームマッチ(JOMOカップ)が4日、東京・国立競技場であり、アジアカップ(12日からレバノン)を控えた日本代表と、招待選手のロベルト・バッジョ(イタリア・ブレシャ)が加わった外国籍選手選抜が対戦。日本代表が2−0で勝った。

 日本代表は前半13分、名波(磐田)の左からのFKを松田(横浜)が頭で流し込んで先制。40分には高原(磐田)がPKを決めて2点目を入れた。外国籍選手選抜は高い個人技を生かして好機を作ったが、得点には至らなかった。

 バッジョが、活躍した外国籍選手に贈られる敢闘賞に選ばれた。

 PKやり直し 高原がPKでゴールを決めた。最初は相手GKにとめられたものの、やり直しで助けられた。「岡田さん(主審)がおまけしてくれた? いい経験になった」。シドニー五輪では3ゴールと大活躍。だが、この日は本調子ではなく、前半だけで退いた。「みんな疲れていた。14日(アジアカップ初戦)までに戦う体になればいい」と話した。

ゴールなくても、バッジョさすが

 2ゴールで観衆を酔わせた昨年に続いて招待されたバッジョはノーゴール。

 「前半で1点差なら違った戦いができたのに」。前半40分にPKで失った2点目を悔やんだ。

 セリエAの開幕戦から中2日という強行軍で駆けつけたスターに花を持たせようと、Jリーグ外国籍選手選抜はバッジョにボールを集めた。前半9分、11分、12分、バッジョ絡みで好機を作ったが、即席チームのハンディもあってラストパスの意図があわない。

 逆に日本が先制して主導権を握ると、見せ場はしだいに減った。それでも、受け手が安心してスペースに走れるパスの正確さはさすが。ベンチで見ていた小野(浦和)は「いいポジションでパスをもらうのはさすがだ」と参考になった様子。ワールドカップに3大会連続出場したイタリアの至宝の香りは、しっかりふりまいた。

 日本代表・トルシエ監督 結果は良かったが、だからといって最高の内容だったとはいえない。チームとしても、選手個人にも不満がある。悪かったところをこれから分析する。

慌てず無理せず心理戦

 そよぐ風の心地よさに気を取られるぐらい、ゆったりとした試合だった。好意的に受け止めれば、日本代表の安定した試合運びがそう感じさせたのだろう。

 外国籍選手選抜は立ち上がり、攻め手を増やしてきた。だが日本の守備陣は慌てなかった。背後を取りにくれば、オフサイドトラップでけん制。それでも強引に裏を突こうとすると、GKが飛び出して防いだ。

 DFラインの中央でリードした森岡は「いかにうまくごまかすかを考えていた」という。「がむしゃらに球を取りにいってもかわされる。パスを回させる余裕があった」。慌てた顔を見せないという、心理戦のコツも心得たもの。五輪で得た経験が、自信満々の表情からもにじみ出ていた。

 攻撃陣も、一枚上手のところを見せた。攻められ続けた後の前半13分。最初に得たFKを、名波−松田でものにした。マークが徹底されないうちに、左足からの正確なボールを松田がとらえた。そして、リードするとペースダウン。無理せずパスをつないだ。

 だが、攻撃的なサッカーをむねとするトルシエ監督は不満を隠さなかった。「あと1週間でアジアカップがあるというのに……。やる気に欠けていた」。熱血監督はねじを巻くだろう。お手並みに注目したい。(忠鉢信一)

2000年10月4日



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