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杉山愛が1回戦を突破
全米オープンテニス 第1日

杉山愛
女子シングルス1回戦を突破した杉山愛=AP

 【ニューヨーク28日=堀川貴弘】テニスの4大大会最終戦、全米オープンは28日、ニューヨークのナショナル・テニスセンターで開幕し、男女シングルス1回戦が始まった。女子の杉山愛は、サンドラ・ナチューク(ユーゴスラビア)を6―1、6―7、6―3で下した。また、第3シードのビーナス・ウィリアムズ(米)は、アンヌガエール・シド(仏)を6―3、6―4で破り、ウィンブルドン(7月)の1回戦から続いている連勝を20に伸ばした。

 シード選手に波乱はなく、女子の第1シード、マルチナ・ヒンギス(スイス)や、男子では4大大会14度目の優勝を目指すピート・サンプラス、連覇を狙う第1シードのアンドレ・アガシ(ともに米)らが、いずれもストレートで勝ち進んだ。

 ◇苦戦乗り越え手探り

 杉山が、苦戦しながらも6年連続で1回戦を突破した。世界ランクは杉山の27位に対して、ナチュークが97位。第1セットは楽に奪ったものの、第2セットをタイブレークの末に失った。「1セット目はミスに助けられた。このままでは終わらないと思っていたら、やっぱり向こうが積極的に来た」と振り返った。

 しかし、第2セットの失望感を、第3セットに持ち込まなかったことが、勝ちに結びついた。「1本1本集中して、元気にやっていこう」。第3セットは第1ゲームをいきなりブレークした。その後も、相手コートに深く刺さるストロークがより威力を発揮し、相手のミスを誘った。

 不安を抱えての大会突入だった。ウィンブルドン後、ハードコートの4大会で、シングルスでは3大会連続初戦敗退を含む1勝4敗。攻守のバランスに迷いが出ているという。ただ、「第3セットの初めくらいにはいい感じをつかめた」と話す。

 デキュジス(仏)とのダブルスに注目が集まるが「やっぱり、何が何でも勝ちたいのはシングルス」。手探りの状態ではあるが、まずは勝利を収め、ほっとした様子だった。

8月29日付夕刊

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