浅越が初の3回戦へ、アガシ敗れる波乱
全米オープンテニス 第4日
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| 3回戦進出を決めてよろこぶ浅越しのぶ=AP |
【ニューヨーク31日=堀川貴弘】テニスの全米オープン第4日は31日、当地のナショナル・テニスセンターで行われ、女子シングルス2回戦で、世界ランク94位の浅越しのぶが、同22位のパティ・シュナイダー(スイス)を7―5、6―4で下し、4大大会初の3回戦進出を決めた。同57位のリリア・オスターロー(米)が次の対戦相手。連覇を狙うセリーナ・ウィリアムズ、リンゼイ・ダベンポート(ともに米)、マリー・ピエルス(仏)らは順当に3回戦に進出した。
男子シングルス2回戦では、第1シードで連覇を狙うアンドレ・アガシ(米)が、世界ランク37位のアルノー・クレマン(仏)に、ストレートで敗れる波乱があった。
また、女子ダブルス1回戦では、7月のウィンブルドン選手権で準優勝した第2シードの杉山愛、ジュリ・アラール・デキュジス(仏)組、宮城ナナ、スリナ・デビア(南ア)組が勝ち進んだ。杉山は、マヘシュ・ブパシ(インド)と組んだ混合ダブルス1回戦では敗れ、大会2連覇はならなかった。
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浅越、格上さばく粘りの足
浅越は相手の世界ランキングを知らなかった。試合後、報道陣から「22位だよ」と教えられると「あらっ!」と声をあげた。「自分より上だとは分かっていたけど。知ってたらもっと緊張したでしょうね」。こんな、屈託のなさが浅越の魅力だ。
第1セットは、浅越が4、シュナイダーが3ゲームをブレークする激しい展開。第4ゲームで先にブレークされたが、「攻めていたので、プレッシャーにはならなかった」。左右の揺さぶりに対し、必死にくらいつく足。トップスピンがかかり、いやらしい高さに上がる打球を上からたたく力。「守っていては勝てない」と前に出る心。接戦の第1セットをものにして波に乗った。
相手は、回りこんでのフォアが強い。こんなデータもそろっていて、サウスポーのバックを重点的に攻めた。第2セット、シュナイダーはバックハンドの打球をネットにかけることが多くなり、根負けした。
「3回戦に進出することより、格上の選手に勝った方がうれしい」。無造作にはだけたジャージーのすそから、勝利を支えた褐色の足がのぞいていた。(堀川貴弘)
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| 2回戦で破れ、がっくりするアンドレ・アガシ=AP |
アガシ連覇ならず
連覇を狙うアガシが、あっけなく姿を消した。ツアー未勝利のプロ4年目に圧倒され、悲しげな表情だった。「競っている時に相手がいいサーブを打ってきた。もっとラリーを続けて、チャンスをつかむことが必要だった」とアガシ。
母と妹がともに乳がんであることを、1回戦に勝った後、テレビで告白した。試合に集中できるかが心配されたが、「完ぺきに集中していた」。
クレマンは22歳。動きの違いに年齢差を感じたかの質問には「そんなことはない。30歳という年齢ではなく、きちんとしたプレーができなかっただけ」と言い切った。
9月1日付夕刊
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