杉山組4強進出
全米オープンテニス 第10日
【ニューヨーク6日=堀川貴弘】テニスの全米オープン第10日は6日、当地のナショナル・テニスセンターで行われ、女子ダブルス準々決勝で、杉山愛、ジュリー・アラール・デキュジス(仏)組が、アンケ・フーバー(ドイツ)、バルバラ・シェット(豪)組と対戦、第1セット途中でフーバーが右手首を痛めて棄権したため、準決勝進出が決まった。杉山組は4大大会で3大会連続のベスト4入り。
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| ダベンポート=AP |
女子シングルス準々決勝は残りの2試合があり、第2シードのリンゼイ・ダベンポートが、連覇を狙ったセリーナ・ウィリアムズ(ともに米)を破り、ノーシードのエレーナ・デメンティエワ(ロシア)とともに準決勝に進んだ。ダベンポートは4年連続四度目、デメンティエワは初の進出。
男子シングルスは準々決勝が始まり、ライトン・ヒューイット(豪)がアルノー・クレマン(仏)を破り、4大大会初の4強入り。第4シードのピート・サンプラス(米)もリカルト・クライチェク(オランダ)を下して、2年ぶり7度目の4強進出を決めた。
◆杉山「ネットに出れば次も有利に」
フーバーの負傷で、準決勝を決めた杉山組。フーバーは、デキュジスの深いストロークをフォアで返そうとした時に、球をラケットのフレームに当てて、右手首を痛めた。「こういう形で終わるのは、同じ選手としてはいやな感じですね」と杉山。第1セットは3−4とリードを許しており、試合の展開は分からなかった。「きょうは2人とも元気がなかった」と振り返った。
準決勝は、エルス・カレンズ、ドミニク・ファンルースト組(ベルギー)との対戦。「手ごわいと思いますが、2人でネットに出ていけば、有利に試合を運べる」。ウィンブルドンに続く、決勝進出に向けて、意欲を見せていた。
○ダベンポート、あっさり4強
ダベンポートの深いストローク。これが、セリーナの強打とネットへの進出を封じ込めた。接戦が期待された戦いは、意外な展開に。これまで5連敗中だったダベンポートが、ストレート勝ちした。
「今夜は自分でやりたいことができた。今までより積極的にいけたし、いいショットを打てた」とダベンポート。特にバックハンドは鋭くコートをえぐった。セリーナはいらいらが募り途中、ラケットをコートにたたきつける場面も。第1セット、4−4で迎えた第9ゲームをブレークして流れをつかみ、押し切った。
昨年はセリーナに準決勝で敗れ、連覇の夢を葬られた。今年はその逆。「今年は注目がほかの選手に向いていてプレッシャーがない」と、心理面での優位を語る。
今年の全豪で優勝した後、腰の具合が悪く、いまひとつの成績だった。「ちょっと欲求不満がたまっていた」という。そんな、もやもやを振り払う快勝。第一関門を突破した。
○急成長の18歳、自分でも驚き デメンティエワ
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| 4強初進出のデメンティエワ=AP |
世界ランク25位、18歳のデメンティエワが、女子シングルスでフーバー(ドイツ)を破り、準決勝に進出した。「2年前はこの大会をテレビで見ていたんだから、驚いているわ」とデメンティエワ。
7歳からテニスを始め、男子シングルスで8強に進んだサフィン(ロシア)の母親のコーチを受けた。一昨年プロになり、4大大会は、今年の全豪と昨年の全米の3回戦進出が最高。昨年、フェド杯でビーナス・ウィリアムズ(米)を破り、脚光を浴びるようになった。今大会の躍進で、スポンサーを申し出る社があるという。
9月7日付夕刊
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