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杉山組が決勝進出
全米オープンテニス 第11日

 【ニューヨーク7日=堀川貴弘】テニスの全米オープン第11日は7日、当地のナショナル・テニスセンターで女子ダブルスの準決勝があり、杉山愛、ジュリー・アラール・デキュジス(仏)組が、エルス・カレンズ、ドミニク・ファンルースト(ともにベルギー)組を7―5、6―1で破り、4大大会では7月のウィンブルドン選手権に続き、決勝進出を果たした。

 10日に行われる決勝では、この日、ウィリアムズ姉妹組の棄権で進出を決めたエレーナ・リホフツェワ(ロシア)、カーラ・ブラック(ジンバブエ)組と対戦する。杉山組は、女子ダブルスの日本選手としては、1975年のウィンブルドン選手権で優勝した沢松和子、アン・キヨムラ(米)組以来の栄冠を目指す。

 また、男子シングルス準々決勝では、第6シードのマラト・サフィン(ロシア)が、ニコラス・キーファー(ドイツ)を下し、4大大会初の4強入り。昨年準優勝のトッド・マーティン(米)もトーマス・ヨハンソン(スウェーデン)を破り、2度目の準決勝進出を決めた。

 混合ダブルス決勝では、アランチャ・サンチェス(スペイン)、ジュリード・パーマー(米)組が初優勝した。

◆劣勢覆した集中力

 デキュジスの動きが硬かった。緊張が伝わる。杉山も硬くなった。

 この日の朝、ウィリアムズ姉妹組の棄権を知った。「(優勝の)チャンスが出てきた」。デキュジスの方から杉山に言った。ファンルースト組との準決勝。先のことを意識した2人。第1セットを3―5とリードされた。

 しかし、第9ゲームに転機が訪れる。4度のセットポイントを奪われながら、相手のサーブをブレーク。これをきっかけに3ゲーム連取して、第1セットをものにした。「セットポイントを奪われましたっけ?」。杉山は会見で記者に聞いてきた。それほどの集中力。「相手もいいプレーをしているわけではない。2人でひと息ついて、エナジーを入れました」。ひたすらネットに詰め、勝利までの流れを作った。

 決勝の相手、リホフツェワとは昨年までダブルスを組み、個人的にも仲がいい。「こっちも向こうも長所、短所が分かっている。でも私たちは、それ以上の物をもっている」。10日はデキュジスの30回目の誕生日。「いいプレゼントを贈れればいいですね」。ちょっぴり自信のにじむ日焼けの顔だった。(堀川貴弘)

○急成長の18歳、自分でも驚き デメンティエワ

サフィン
男子シングルス4強に進出したマラト・サフィン(ロシア)=AP

 世界ランキング7位、20歳のサフィンが準決勝に進んだ。この日は23歳のキーファーが相手。新鋭同士の対決に負けるわけにはいかない。第1セットは2―5から5ゲームを連取し、先手を取った。「サービスリターンに集中したのがよかった。彼のサーブはさほどよくないからね」。その後、第2セットは失ったものの、強烈なサーブを武器に3―1で押し切った。

○ウィリアムズ姉妹がダブルス準決勝棄権

 【ニューヨーク7日=堀川貴弘】6日に行われた女子シングルス準々決勝で敗れたセリーナ・ウィリアムズ(米)が、左足親指の炎症のため、姉のビーナスと組んで出場する予定だった7日の女子ダブルス準決勝を棄権した。

9月8日付夕刊

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