こんな68歳いないわよ

マツコ・デラックス x パラアスリート

別所キミエ

リオデジャネイロ・パラリンピック日本代表で最高齢の68歳。関西の「卓球マダム」と、タレントで日本財団パラリンピックサポートセンター顧問のマツコ・デラックスさんが語り合った。苦労を乗り越え、その先にあったものとは。構成・榊原一生 写真・金川雄策
2016年7月20日 公開

世界中に増えた仲間

えっ、見えない。68歳には。

40代に見えますかね?

それはないわ(笑)。だけど、ほんとにお綺麗。

好きなことをしているからとちゃいますかね。あと、車いすだから、というのもあります。

どういうこと?

今より障害者への理解が進んでいなかった20年前は、特別な人間とか、汚いもののように思われていました。だから身なりだけでも、と心掛けるようにしているんです。

お化粧もして、髪や爪も綺麗だわ。年を取るとみんな地味になっちゃうけど、あれは逆よね。派手な方が絶対にいい。多くの人のお手本になると思うわ。

でも、競技をやっている時は「鬼になれ」と言われています。

鬼にはなれませんよ。綺麗だから。卓球を始めたのはどうして?


この競技と出会ったのは45歳の時。その数年前に夫に先立たれ、2人の息子を1人で育てていた矢先、骨盤にがんが見つかったんです。2度の手術で一命をとりとめ、リハビリで始めたのがきっかけです。


まつこ・でらっくす1972年、千葉県生まれ。ゲイ雑誌の編集者などを経て、コラムニストに。大きな体と歯にきぬ着せぬ物言いで活躍の場を広げ、テレビ出演は多数。
べっしょ・きみえ1947年、広島県生まれ、兵庫県在住。42歳の時にがんを発症し、車いす生活に。2004年アテネから4大会連続代表。過去最高は5位。

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リオパラリンピック2016