アラジンの洞窟のようなモロッコ、マラケシュのランプ・マーケットでは、客にミントティーが振る舞われたあとで、真剣な値切り交渉が始まる。何度もノーと首を振りあった後に商談が成立して、客も店主も破顔一笑。アラブ式交渉術が垣間見える。ミャンマー、インレー湖の水上市場では、木の皮からつくるタナカという化粧品で女性が顔を白く塗る。すべてが整然としているドレスデンのクリスマス市は、夜が長く天気が悪い冬のドイツの風物詩。ひげをたくわえたサンタクロースが子どもにお菓子を与え、グリム童話の世界を再現する。
色鮮やかなスパイスや伝統的な織物が並ぶ露天市場は当たり前。まじないの道具や怪しげな薬を売る魔術市場、屋台を中心とする夜店……。本では市場で見つけた珍しいものも紹介されている。
どんな村にも大都市にも市場はあるが、「市場」という言葉ではひとくくりにできない世界が広がっている。
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著者:ジョン・ブラントン、岡崎秀
出版社:日経ナショナルジオグラフィック社 定価:¥2,310
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