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鑑識、もう「脇役」じゃない モノから捜査、増す存在感

写真:床をはうように血液採取の訓練をする鑑識課員=愛知県春日井市、細川卓撮影拡大床をはうように血液採取の訓練をする鑑識課員=愛知県春日井市、細川卓撮影

図:鑑識課の主な組織(愛知県警)拡大鑑識課の主な組織(愛知県警)

 かつて刑事ドラマでは脇役だった鑑識課員が、最近では主役級の活躍をするケースが目立つ。人気ドラマ「相棒」シリーズでも、六角精児さん演じる鑑識課員が重要な役回りを演じ、主役になった映画までできてヒットした。鑑識ドラマを作り続けるプロデューサーに、魅力を聞いた。

■ドラマ「警視庁鑑識班」プロデューサー 木川康利さん 

 「ヒトはうそをつくが、モノはうそをつかない」。ドラマの中で使ったそんなせりふが、鑑識の魅力を表している。血痕や指紋、遺留品など「モノ」から事件を考えることが、鑑識のだいご味でしょう。殺人事件などを扱う捜査1課の刑事が、被害者や容疑者などの「ヒト」から事件を解決していくのとは対照的だ。

 鑑識は最初に現場を丹念に見て、指紋の付き方や足跡の向きから、犯人の行動を考えることができる。ドラマでは、遺体の目線から「死ぬ直前に何を見ていたのか」「犯人はどこに立って何をしていたのか」などと事件の筋道を推理させることもあった。

 主人公にしたきっかけは、交通鑑識のドキュメンタリー番組を偶然見たこと。車の塗膜片を探し、犯人を割り出していく作業を見て、「いつも脇役の鑑識課員と主役の捜査1課の刑事とを入れ替えたら面白いかも」と思い始めた。

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