この夏の参院選は、安倍自民党の圧勝に終わった。公明党とあわせて過半数ラインを超し、念願の「ねじれ解消」である。
そもそも参院で「ねじれ」を起こしたのは、6年前、安倍さんの「お友達内閣」の失敗で選挙に大敗したのが原因だから、リベンジをめざしたのはわかる。しかし、安倍さんが「ねじれ解消」こそ重大事とばかりに言い募ったのは、ちょっとおかしくなかったか。
投票日前に、「いぶきの国会レポート」のはがきが届いた。「参院選の目的はねじれ解決だというのは国民に対し僭越(せんえつ)ではないでしょうか」とたしなめている。「いぶき」とは、衆院議長の伊吹文明氏、自民党の実力者である。そうですよ、「ねじれ」かどうかは有権者側の厳粛な審判であって、「ねじれ解消」を政党の側から切り出すものではない。
※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。
朝日新聞官邸クラブ