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2012年11月30日03時00分

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あすの東京、どう描く 都知事選

写真:街頭演説に集まった有権者に手を振って支持を訴える都知事選の候補者=29日午後、東京都内、上田潤撮影拡大街頭演説に集まった有権者に手を振って支持を訴える都知事選の候補者=29日午後、東京都内、上田潤撮影

図:東京都知事選の主要候補の主張拡大東京都知事選の主要候補の主張

 13年ぶりに東京都知事が交代する選挙戦が29日、スタートした。石原慎太郎前知事が強い個性で推し進めた政策に対し、各候補は街頭で自らの立場を鮮明にした。課題を抱える大都市の将来をどう描くのか。新知事が担う責務は重い。

■新銀行東京

 「都が1千億円も出したのに不良債権になって、都民の税金を失った。こんな大失敗をした新銀行東京、即刻、営業譲渡して清算しないといけない」

 松沢成文氏は東京・日本橋での第一声で、一段と声を張り上げた。

 各候補者の違いが最も鮮明に出るのが、石原前知事が設立した新銀行東京を今後どうするかだ。税金1千億円を使って設立したが経営が悪化。400億円を追加投資して、なんとか存続している。

 宇都宮健児氏もJR有楽町駅前で、新銀行東京を「石原さんの思いつき」と断じ、「尖閣諸島の購入もそう。思いつきの政策を都民に押しつけてはいけない」。

 笹川尭氏と中松義郎氏も街頭で、石原都政からの転換を強く訴えた。新銀行東京について、笹川氏はこれまでの取材に「継続は認められない」、中松氏は「中小企業への融資という精神はいいが管理の甘さが失敗だった」と話している。

 石原氏が後継者として名をあげ、29日も石原氏とJR新宿駅西口に立った猪瀬直樹氏だけ立場が異なる。「現状をさらに改善する」と事業の継続を表明している。

■原発政策

 原発政策も違いが出る。都は東京電力の大株主。鮮明なのは宇都宮氏で「株主として福島や柏崎刈羽原発の廃炉を提案する」と具体策にも踏み込んだ。笹川氏と中松氏も「脱原発」のスタンスだ。

 一方、猪瀬氏は「福島の原発から来ていた電力をすべて再生可能エネルギーでまかなうのは不可能」、松沢氏は「2030年の原発ゼロは簡単ではない」との立場だ。

■五輪招致

 違いが見えにくいのが、石原氏が情熱を注いだ五輪招致だ。2016年は都税100億円を含む149億円をかけたが失敗。続く20年は費用を75億円に半減させ、他都市と争っている。

 猪瀬氏は東京・西新宿での出陣式で「東京オリンピックを今度こそ成功させたい」。松沢、笹川、中松の3氏も五輪招致を進めるとし、宇都宮氏だけが「再検討が必要」としている。

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