野田佳彦首相が交渉参加を表明した環太平洋経済連携協定(TPP)について、マレーシアと豪州、シンガポールの3カ国が日本と事前協議に入る意向を伝えてきたことが11日、明らかになった。交渉に参加している9カ国のうち、事前協議の動きが具体化したのは初めて。米国も近く条件が整う見通しで、TPP交渉への参加をめぐる動きが本格化しそうだ。
日本がTPP交渉に参加するには、すでに参加している9カ国の同意が条件になる。マレーシア、豪州、シンガポールの3カ国はそれぞれ、自国の閣議決定などが必要だ。
野田政権のTPP交渉チームで幹事会議長を務める石田勝之内閣府副大臣が、11日まで3カ国を訪問。関係者によると、マレーシアは2月、豪州は2月下旬か3月下旬に交渉チームの派遣を求めてきたという。シンガポールは明確な時期は示さなかったが、早期に事前協議入りしたい意向だ。