京都市長選は5日投開票され、現職の門川大作氏(61)=民主、自民、公明、社民、みんな推薦=が、弁護士で新顔の中村和雄氏(57)=共産推薦=を破り、再選を果たした。山田啓二・京都府知事との「府市協調」を打ち出し、非共産の5政党や財界などの支援を得て、中村氏の追い上げを振り切った。投票率は36.77%(前回37.82%)だった。
門川氏は昨年11月の大阪府知事・市長ダブル選や今年1月の大津市長選で、府県と市の連携を訴えた候補が当選したことを踏まえ、山田知事との良好な関係を強調。非共産勢力の政党を結集させた。当選後、経済対策や高齢者・子育て支援を「最優先に進める」と述べた。市職員1400人余りを削減し、昨年度決算を黒字にしたと1期4年の実績をアピール。経済再生を掲げ中小企業支援に力を入れるとし、財界から労組まで幅広い支持を得た。
中村氏は2008年の前回選で門川氏に951票差で敗れ、再挑戦となった。東日本大震災と原発事故を踏まえ、「脱原発市政の実現」を掲げ、原発の全廃を国に求めると主張。公共事業を地元企業に発注する公契約条例の制定も唱えて門川氏を追い上げたが、及ばなかった。