玄葉光一郎外相は10日の衆院予算委員会で、在日米軍再編見直しでの沖縄の嘉手納以南5施設の先行返還について「普天間(飛行場)の辺野古移設が進む、進まないとの関係も部分的に出てくる」と述べ、普天間移設が滞れば返還が遅れる可能性を示唆した。
玄葉氏は5施設返還を「可能なところからできるだけ早期に実現していく」と答弁したが、普天間移設より先かどうかについては明言を避けた。日米合意を発表した8日の記者会見で「沖縄の負担をできるだけ早期に先行的に軽減していく」と表明しており、整合性が問われるのは必至だ。
一方、野田佳彦首相は「抑止力を維持しながら沖縄の早期負担軽減を行うため(普天間移設と5施設返還などの)パッケージを外した。今後の協議では県の要望をよくふまえ、その都度相談しながら進めていきたい」と述べた。いずれも公明党の佐藤茂樹氏の質問に答えた。