おうむ返しで示しただけ――。安住淳財務相は13日、衆院予算委員会で為替介入の水準を不用意に発言した理由を、こう釈明した。しかし、野党の批判は収まらず、野田佳彦首相が反省を促す場面もあった。
為替介入は手口を明らかにしないのが、財政当局の常識。介入の水準を示唆したと受け止められることにも、神経をとがらせる。
ところが、10日の予算委で自民党議員が昨年秋の介入前後の為替水準を書いたボードを掲げて質問すると、安住財務相は「75円63銭の時点で介入を指示した。78円20銭のところでやめた」と答弁。金融市場では驚きが広がった。