福田首相は14日、産科や小児科の医師不足や救急医療の問題を解消するビジョンを、来月中にとりまとめる方針を明らかにした。政府は裏付けとなる財源として、首相が来年度からの一般財源化を明言した道路特定財源を想定。経済財政の基本方針となる6月の「骨太の方針」に盛り込む方向で検討を進めている。
首相が視察先の東京都世田谷区の国立成育医療センターで記者団に語った。首相は医師不足や救急医療の問題について、「早急に手を着けなければいけない。社会保障国民会議の議論とは別に先行させなければいけない」と述べた。予算措置については「必要なものは必要なので、何らかの措置はしていかなければいけない」と語った。
厚生労働省は1月から「安心と希望の医療確保ビジョン」の検討を始めたが、首相指示を受け、産科・小児科分野の検討を急ぐ。目標年限を定め、医師不足が深刻な産科や小児科の増員数を示し、救急医療に対応できる病院を増やす具体策を示す方針だ。