2011年6月9日15時1分
民主党幹部らが菅直人首相の後継として、野田佳彦財務相(54)を軸に調整に入ったことで、新首相を事実上決める民主党代表選に向けた動きが表面化してきた。党内では、野田氏について賛否両論の声が上がる一方、鹿野道彦農林水産相(69)を推す声も出てきた。
野田氏は9日昼、自らの議員グループの会合に出席し、「今は内閣の一員として職責を果たしたい。税と社会保障改革に一球入魂だ」と述べた。
菅首相に近い議員グループの幹部は「首相を支えてきた勢力は野田氏を推すのが妥当だ」と語った。しかし、同日朝の税制改正を議論する党の会合では、消費増税反対の議員から「野田氏は財務省の組織内候補だ」と反発の声も上がった。