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首相に「大政奉還の決断を」 自民議員、面前で発言

2009年6月16日22時52分

 総選挙間近に麻生内閣の支持率が急落し、政権維持の展望が開けない自民党。麻生首相に「大政奉還」を求める発言まで飛び出し、党内の動揺は収まる気配はない。

 16日の党代議士会。古川禎久衆院議員は首相の面前で、「大政奉還を決断すべきだ」と迫った。その真意について古川氏は記者団に「退陣要求ではない」と説明したが、古川氏は日本郵政社長人事をめぐって辞任した鳩山邦夫前総務相の元秘書。「麻生おろしか」と憶測が広がった。

 加藤紘一元幹事長は国会で記者団に「37年くらいの国会議員生活だが、自民党の今の評価はずば抜けて低い。歴史上初めての低さだ」とし、党内にくすぶる早期解散論を「ここで選挙を打つのは自殺行為」と牽制(けんせい)。一方で一部若手が求める総裁選前倒し論に「首相も立候補していい。信任投票にもなる」と理解を示した。

 古賀誠選挙対策委員長は15日夜、首相らとの会合で、7月12日投開票の東京都議選と総選挙の「ダブル」論を提言した。今週末にも衆院を解散しなければ日程的に厳しい中で、あえて提言したのは「自らの敗北責任を逃れるため」(閣僚経験者)ともささやかれている。

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