2009年6月26日10時47分
臓器移植法改正案の審議が26日、参院で始まった。衆院で可決された「脳死は人の死」を前提に15歳未満からの臓器提供を解禁するA案と、野党有志がまとめた「子ども脳死臨調」の設置を求める対案の提出者がそれぞれ本会議で趣旨説明を行った。早ければ30日から参院厚生労働委員会で実質審議に入る。
臨調設置法案は、参院の民主、共産、社民、国民新の野党各党の有志議員が参院に提出した。臨調で子どもの脳死判定基準などを検討できるようにするのが柱だ。
趣旨説明では、A案提出者の冨岡勉衆院議員(自民)が法施行後の臓器提供の少なさを指摘、「臓器を受ける権利を奪われるのは国会の不作為といっても過言ではない。脳死を人の死とすることはさまざまな考え方がある。拒否できるようにしている」と理解を求めた。臨調設置法案提出者の川田龍平氏(無所属)は「すべての命が等しく尊重されるために、さまざまな角度から審議をしつくしていただきたい」と訴えた。