2009年6月28日7時15分
26日夜に宮崎県日南市のホテルで開かれた東国原英夫・宮崎県知事の政治資金パーティー。次期衆院選に自民党から「条件付き」出馬の意欲を見せている知事に対して、集まった約300人の支援者からは国政転身へ背中を押す声のほか、批判的な意見も聞かれた。
東国原知事は自民党側に、立候補の受諾条件として自分を総裁候補にすることなどを提示。一方で、県民の意向も重視しており、この日はその反応を確かめる機会ともなった。
知事は講演で、「(知事任期の)1期を務めろとおっしゃる方もいるが、その後に国政がこんなに動くチャンスがあるだろうか」と語気を強め、国政転身へ理解を求めた。
参加者は知事の主張をどうとらえたのか。
県歯科医師会長の田島逸男さん(58)は「一生懸命頑張っているのをずっと見てきた。一知事としてできることには壁もあったのだろう。(出馬で)歴史が変わるかもしれない。日本を任せられる人材だと思う」と評価。知事のブログを読んでいるという主婦(55)も「宮崎の名前を全国に広めてくれた。出るのは賭けだが、地方を変えるためにも国を変えてほしい」と期待した。
自営業の男性(69)は「芸能人だったからこそ、人気がいつまでも続くとは思っていないのでは。飽きられる前に、今が高く売れるということを分かっているのではないか」と分析した。
07年の出直し知事選では別の候補者に投票したという日南市の主婦(56)は、国政転身に最初は否定的だった。しかし、知事の熱弁に触れ「自民党が条件をのむなら出馬して国を変えてもらいたい。ただ、宮崎を『踏み台』にしたことは忘れないでほしい」と話した。
別の主婦(62)は「宮崎がやっと上り調子になってきたのに、ここでいなくなると不安。両手をあげて応援という感じではない」。ある女性は「(講演では)もっと県政について話が聞きたかったのにがっかり。本気で日本の代表になりたいなら、まずは知事としての仕事をやり遂げるべきだ」と不満そうに会場を後にした。