2009年6月28日23時6分
7月5日に投開票される静岡県知事選で、朝日新聞社は27、28の両日、県内の有権者に電話調査し、取材で得た情報とあわせて中盤情勢を探った。前参院議員の坂本由紀子氏と前静岡文化芸術大学長の川勝平太氏が競り合っている。元参院議員の海野徹氏は苦戦し、共産党公認の平野定義氏は伸び悩んでいる。ただ、有権者の4割以上が投票態度を明らかにしておらず、終盤にかけて情勢が変わる可能性もある。
投票態度を明らかにした人を分析すると、自民、公明が推薦する坂本氏は自民支持層の7割を固め、無党派層の半数に浸透している。「女性の目線」を強調し、医療、福祉の充実を強く訴える中、女性の支持が多い。年代別では若い世代と60代以上で強みをみせている。地域別では、旧静岡市を除く地域で他候補を上回っている。
民主、社民、国民新党の推薦を受ける川勝氏だが、民主支持層からの支持は6割にとどまり、残りの多くは海野氏に流れている。無党派層の支持も海野氏と2割ずつで分け合う。一方で、知事選に大いに関心がある層では坂本氏を上回り、地域別では旧静岡市内でリードしている。
海野氏は、民主支持層の4分の1を押さえ、各年代で一定程度の支持を得ているが、推薦候補の壁に苦しんでいる。平野氏は共産支持層を固めたが、それ以外の支持が広がっていない。
同時に行った世論調査で、「今回の知事選で投票先を選ぶときに国の政治状況を重視するか」を聞いたところ、重視するとの答えが61%で、重視しない32%を大きく上回った。国政を重視しないとする人の間では坂本氏が大きくリードし、重視するという人の間では坂本、川勝両氏がほぼ並んでいる。
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調査方法 27、28の両日、コンピューターで無作為に作成した番号に電話をかける「朝日RDD」方式で、静岡県内の有権者を対象に調査した。世帯用と判明した番号は1509件、有効回答は1061人。回答率70%。