自民党の愛知県議2人が昨年、調査研究のために支給される「政務調査費」を国会議員の政治資金パーティー券の購入に充てていた。1日に公開された2012年度の政務調査費収支報告書から明らかになった。2人は「パーティーには党幹部の講演が含まれており、勉強のための支出だった」と釈明している。
パーティー券を購入していたのは、議長の久保田浩文氏=稲沢市選出=と、前議長の小林功氏=豊川市選出。久保田氏は昨年6月、自民党愛知県連会長を務める藤川政人参院議員の政治資金パーティー代に2万円を支出。名目は「会議費」だった。
小林氏は、藤川参院議員のパーティーと、昨年10月に開かれた自民党の丹羽秀樹衆院議員(愛知6区)のパーティーに、それぞれ1万円ずつ支出した。名目は「研修費」だった。
朝日新聞の取材に対し、久保田氏は「パーティー前の講演を聴くのが目的だった。議員は絶えず勉強しないといけない」と釈明。小林氏は「県の施策に生かすための勉強だった。県議会事務局からも指摘を受けなかった」と話している。返還については、2人とも「今のところ考えていない」と話している。
政務調査費は地方自治法に基づき、政策の調査研究のために議員報酬とは別に支給される。愛知県議会では、議員1人当たり月50万円が支給されている。県議会の運用マニュアルでは、「政党活動や選挙活動と認められる経費には、政調費は充当できない」との趣旨が定められている。
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朝日新聞官邸クラブ