東日本大震災の復興予算が自治体などの「基金」を通じて被災地以外に流用されている問題で、根本匠復興相は2日の復興推進会議で、まだ使っていない1017億円を国に返す手続きを進めるよう麻生太郎財務相と連名で関係閣僚に要請した。配分済みの予算の返還要請は異例だが、戻るのは基金に配られた復興予算の1割弱に過ぎない。
根本復興相は会議後の記者会見で「我々はしっかりと見直しをし、執行停止、返還を求める判断をした」と述べ、毎年度の予算だけでなく基金も使途を厳しくチェックする対象に含めたことを明らかにした。
復興庁と財務省によると、2011〜12年度の復興予算約17兆円のうち、被災地や被災者以外にも使えるお金として、16の基金に計1兆1570億円が配られた。うち9割近くにあたる計1兆142億円が今年5月末までに執行済みや業者と契約済みだったため、返還は困難と判断した。
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朝日新聞官邸クラブ