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《沖縄選挙区》自民候補も「県外移設」掲げる

 米軍普天間飛行場の移設という懸案を抱える沖縄選挙区(改選数1)。有力2候補はいずれも「県外移設」を掲げる。自民党候補は、安倍政権の県内移設方針を支える党本部との「ねじれ」を抱えつつ、接戦に持ち込もうと狙う。

特集:2013参院選

 「辺野古に基地を建設しようとする安倍内閣に、はっきりノーと言うために勝ち抜きたい」。地域政党の沖縄社会大衆党委員長で現職の糸数慶子氏(65)は那覇市内での第一声で、辺野古への普天間移設に動く政権との対決姿勢を鮮明にした。8月に予定されるオスプレイ12機の追加配備には「そんなことを許していいのか」と語気を強めた。

 一方、糸数氏に挑む自民新顔の安里政晃氏(45)は那覇市で開いた出陣式で、普天間を含む基地問題には触れなかった。「沖縄の未来をつかむための選挙」と強調し、政治・経済の安定などを訴えた。

 自身の公約では、党本部の主張と食い違う普天間の県外移設を明記している。安里氏を擁立した県連は、2010年の参院選や昨年の衆院選でも「県外」を地域公約とした。党本部は今回、「県外」の封印を求めたが、県連は「県民の民意に反した政策では勝てない」と応じなかった。

 それでも、党本部は激戦が予想される沖縄を最重要選挙区と位置づけ、手厚く応援する構えだ。4日の出陣式にも石破茂幹事長が駆けつけた。石破氏は普天間の危険性を取り除く必要性には触れたが、「県内移設」には言及しなかった。

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