4日、ネット選挙が解禁された。朝日新聞の集計では、全候補者の94%がツイッターなどのソーシャルメディアを利用して臨む。東海3県の候補者も手探りで発信を始めた。
特集:2013参院選10人が立候補した愛知選挙区(改選数3)。「ネット選挙ってすごいな」。午後8時すぎ、事務所に戻った自民新顔はこう話した。
この日だけで、フェイスブック(FB)の「友達」申請は100人超。党から支給されたばかりのタブレット端末で、移動中もせっせと書き込み、スタッフが動画を投稿したが、ずっと使っていたため途中で電源が切れる場面もあった。
候補者は「コメントを一つずつ確認するのは大変。他の候補もツイッターを頻繁に投稿しているので気を抜くわけにはいかない」。
多くの陣営が、出陣式の様子を動画でアップした。名古屋市で開かれた減税日本新顔の出陣式では、IT担当を務める男性(34)が演説をスマートフォンで撮影。すぐに動画共有サイトなどにあげた。男性は候補者と車で伴走し、「大須で演説したらアップ、中村区で演説したらアップ。その繰り返しです」。
それぞれの意見や考えも発信された。みんなの党新顔はツイッターで「業界団体や企業に頼らぬ選挙に欠かせないツール」と、ネット選挙に期待する。岐阜選挙区(改選数1)の民主新顔の陣営は、市民に政治への意見をインタビュー、4日は夕方までに五つの意見をホームページに載せた。
一方、愛知選挙区の民主現職のツイッターは、4日の発信は1度だけ。候補者は「今まで通りの選挙戦が基本で、まずは直接会うこと。新しいものに過度に依存せずにやりたい」と話す。
有権者はどう感じたのか。名古屋・栄であった街頭演説で、女性(62)が端末を掲げて録画していた。「関心がない人にも『候補者がこんないいことを言っていた』と思いを伝えられる」。きょう動画を見たという名古屋市千種区の会社役員、野添浩二さん(70)は「政治が身近になる。投票率がアップしたらいいですね」と話した。
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朝日新聞官邸クラブ