参院選の改選121議席の争奪戦が始まった。衆参の「ねじれ」解消を訴える与党に対し、野党は押され気味。党首の責任論に飛び火しないよう明確な目標設定に及び腰になっている。
特集:2013参院選自民党は公明党と合わせて「63議席獲得」を掲げる。これは改選されない議席と合わせて自公で参院の過半数になる目標。安倍晋三首相(自民党総裁)は5日午前、徳島市での街頭演説で「与党はいま過半数がない。ねじれを解消させてください」と訴えた。
ただ、先月の東京都議選ですべての候補者が当選し、党内に「単独で70議席も可能」との声も上がるなかで低いハードルにも見える。連立相手の公明党を刺激しないよう「単独の目標を設定するつもりはない」(安倍首相)という考えだ。公明党の山口那津男代表も「与党過半数」を前面に、単独では改選10議席からの上積みを狙う。
一方、都議選惨敗からの巻き返しを図る民主党の海江田万里代表は具体的な目標議席を明言せず、「自公過半数阻止」と「改憲勢力3分の2阻止」を掲げる。民主党単独で実現できる目標ではないが、党幹部は「どちらかひとつをクリアすれば海江田さんの責任問題にはならない」と予防線を張る。
日本維新の会は藤井孝男選対委員長らが参院で法案を提出できる「10議席」に言及したが、松井一郎幹事長は「2ケタは会派の存在感を出すための数字」と否定。橋下徹共同代表は「7とか8とかは厳しい」とあいまいにしている。都議選で躍進した共産党は「比例区の5議席プラスアルファ」(市田忠義書記局長)と鼻息が荒い。2001年の参院選以来の選挙区での勝利も目指す。
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朝日新聞官邸クラブ