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全国の大半で梅雨が明け、猛暑の中で続く参院選。選挙カーや街頭で支持を訴える各陣営は、候補者はもちろん、支援者の熱中症対策にも追われている。
参院選特集ページはこちら「窓を開けっ放しの選挙カーはクーラーが利かない」「1週間続けたら倒れます」
東京選挙区の男性候補(49)の陣営では、運動員からこんな悲鳴が相次いだ。普段は事務所にいる選対幹部も選挙カーに乗り込むと、「暑い」。選対会議で暑さ対策を議論。スタッフは30分活動したら、30〜60分休むようにした。
同選挙区の女性候補(42)の陣営は、首に貼る冷却用のシートやスプレーを選挙カーに常備。別の女性候補(45)の陣営は8日、ポスター貼りをしていたスタッフが体調を崩した。候補は政策にからめ、「暑さを避けられる木陰が少ない。歩道に木を植え、外に人が出られる街にしたい」と話した。
山梨県甲州市では8日、全国最高気温の38・6度を記録。山梨選挙区の女性候補(61)は、強い日差しから身を守るため、選挙カーの中でも帽子をかぶる。
同選挙区の男性候補(44)の陣営は、朝出かける時に冷凍した濡(ぬ)れタオルをクーラーボックスに入れ、首に巻きながら遊説。塩分と水分を補う「経口補水液」も常備し、脱水症状などを防いでいる。
愛知選挙区の男性候補(40)は8日、半袖のポロシャツに、ひざ丈の半ズボン姿で有権者に手を振り続けた。暑さ対策として6日からはき始め、「もう、手放せない」。陣営関係者は「服装で若さもアピールできる」と明かす。
別の男性候補(61)が常備するのは、温かい特製ドリンク入りの水筒だ。「冷たい水だけだとバテる」と言い、演説で酷使するのどをいたわる効果もある。ドリンクはお湯に蜂蜜を溶かし、毎朝、妻が作る。「水分をとるにも、適度なバランスが重要」
千葉選挙区の男性候補(55)の陣営が8日、千葉県習志野市で党幹部を招いた街頭集会の会場には、急病人に備えてワゴン車の「救護車」が用意された。周囲に日陰はなく、強い日差しがコンクリートから照り返す。「支援者にお願いしてきてもらっている以上、万一の備え」と陣営担当者。支援者にお年寄りも目立つが、この日は救護車の出番はなかったという。
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朝日新聞官邸クラブ