【上海=滝沢文那】利用が低迷する鹿児島―上海の航空路線維持のため、鹿児島県の伊藤祐一郎知事が打ち出した県職員らの上海研修が10日、始まった。「税金の無駄遣い」との批判をよそに、第1陣の22人が上海入りした。
時差1時間の上海に、県職員らが乗った中国東方航空の航空機が着いたのは、現地時間の午後2時過ぎだった。参加者は農政部と土木部の22人。知事や県議会議長、商工会議所連合会長ら10人の訪問団のほか、報道関係者も同行した。県によると、9日午後5時段階で、10日の上海発鹿児島行きの便は搭乗率37・8%だったが、県職員らが乗った上海行きの便は79・8%だった。
最初の訪問先は在上海日本総領事館別館。県職員らは報道陣にカメラを向けられ、硬い表情を見せた。別館では、上海の気候や日本人コミュニティー、経済状況をまとめた資料などが配られた。冒頭のあいさつが終わると、報道陣は退室を求められた。県職員によると、「説明に公にしていない数値が含まれる」というのが理由だという。
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朝日新聞官邸クラブ