■共産・志位和夫委員長
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安倍晋三の復活を誰よりも喜んだのは志位和夫かもしれない。論戦相手として最も燃えるからだ。
「アベノミクスは国民の所得を奪う毒矢ばかり」「原発輸出は世界の恥。死の灰の商人だ」
志位は11日、福岡市の街頭で力を込めた。
2000年に委員長に就任して以来、13年間、雌伏の時代を過ごした。8回の国政選挙で負け続け、就任時に43人いた国会議員は14人に激減。責任論は「共産党は大きな政治的な誤りをした場合に責任が問われる」とかわしてきた。
だが、昨年末の衆院選で民主党が大敗し、第三極も自民党の対抗勢力になるには遠い。一方、共産党は6月の東京都議選で議席数を8から17に倍増させた。志位は「ここまでの躍進は初めて」と素直に喜んだ。
課題は無党派層の取り込みだ。最大の武器は志位ツイッター。3大ネタはネコ、音楽、酒だ。「ウオツカは冷凍庫に入れてトロトロに冷やして飲むとおいしいデス」とつぶやくと1千を超えるリツイート。
一方、政権批判ばかりだと「で、共産党はどうするの」と突っ込まれる。これではダメだと痛感し、最近は「抜本的対案を示す建設者の党だ」と訴え始めた。
追い風を感じる志位は比例区に加え、12年ぶりの選挙区での議席獲得を目指す。「どこに行っても『今度は共産党だ』と熱気を感じる。フィーバーだよ」。全国を遊説する志位に今までにない自信がみなぎる。=敬称略(土佐茂生)
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■生まれ:千葉県四街道市生まれ
■出身校:東大工学部物理工学科卒
■ネット力:ツイッターのフォロワー数2万1225(11日午後5時現在)
■歩み
1990年 35歳で党書記局長
93年 衆院初当選
2000年 党委員長就任
2013年 東京都議選で議席倍増
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朝日新聞官邸クラブ