■谷岡郁子・みどりの風代表
参院選特集ページはこちら「若者の元気を奪っておいて日本が元気になるはずがない。私が若者を救う」
谷岡郁子は12日、神戸市西区の学生街で怒声を響き渡らせた。谷岡の祖父は大阪商業大の創設者。自身も愛知県の至学館大(旧・中京女子大)の学長を務める教育一族だ。
「世界の舞台で活躍する女性を育てたい」と大学に女子レスリング部を設立。吉田沙保里や伊調馨らの金メダリストが輩出した。レスリングが五輪から外れそうになると「北朝鮮の核実験と同じほどショック」と怒りをあらわにした。
谷岡が政治の道に入るきっかけも怒りだ。ブラック企業につぶされた卒業生から助けを求める手紙が学長室に届いた。「頭が真っ白になった」。事態はなかなか改善せず、2007年、民主党から参院選で初当選した。昨年7月には大飯原発の再稼働を決めた野田政権に抗議して離党。みどりの風を立ち上げた。
「一緒に政治を変えよう」がモットーだ。ツイッターで国民の怒りや不安の声を吸い上げる。2月、安倍晋三への国会質問を控え、ツイッターで質問を募った。原発事故に苦しむ声を聞き、「原発事故は収束したとお考えですか」と迫った。安倍から「収束しているとは簡単に言えない」との言葉を引き出した。
参院選は所属4議員全員が改選だ。政党として生き残れるかどうかの瀬戸際にある。「国会のワサビになりたい。主役ではないが、ピリリと利く。小所帯でも存在感を発揮したい」
=敬称略
(大野亨恭)
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■生まれ:大阪市阿倍野区生まれ
■出身校:カナダ・トロント大文理学部卒
■ネット力:ツイッターのフォロワー数1万5631(12日午後6時現在)
■歩み
1986年 至学館(旧中京女子大学)学長
2007年 参院初当選
12年 民主党離党、みどりの風結成
13年 みどりの風代表就任
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朝日新聞官邸クラブ