安倍晋三首相は17日、沖縄県の石垣島と宮古島を相次いで訪れ、尖閣諸島(石垣市)をはじめ、南西防衛を担う基地などを視察した。中国の公船による領海侵入や航空機の領空侵犯が続くなか、これを牽制(けんせい)する狙いがある。
首相は同日午後、南西地域の情報収集や警戒監視にあたる航空自衛隊宮古島分屯基地(宮古島市)を視察。自衛官73人に「南西防空の最前線で任務に精励する諸君を激励すべくやってきた」と語りかけた。
午前中には海上保安庁石垣海上保安部(石垣市)で、尖閣諸島周辺の領海警備に向かう巡視船「いしがき」の船内を視察した。「24時間365日、全国の海保職員が我が国の海を守る活動にあたっていることに深く敬意を表す」と海保職員約40人を激励した。
首相は参院選の街頭演説で「国民の生命を守り、領土、美しい海は断固として守る」と連日繰り返している。今回の訪問は参院選勝利で長期政権が視野に入ることを前提に、尖閣をめぐって「一歩たりとも譲歩する考えはない」(首相)との姿勢を示す狙いがある。
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朝日新聞官邸クラブ