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日歯連、自民からの擁立見送り 来夏の参院選比例区

2009年9月19日5時8分

 日本歯科医師会の政治団体「日本歯科医師連盟」(5万5千人、堤直文会長)は18日、東京都内で評議員会を開き、来年夏の参院選比例区に自民党から従来立てていた組織内候補を擁立しないことを決めた。政権交代に伴い方針転換する。自民党支持の有力な職域団体の日歯連が擁立見送りを決めたことで、他の支持団体の判断に影響を与える可能性もある。

 日歯連は8月21日、沖縄県歯科医師会顧問の高嶺明彦氏(55)を自民党から擁立することを決めたが、この日の評議員会で千葉県の評議員ら16人が「野党自民党からは擁立しないことを提案する」との動議を提出。「我々のほとんどは自民党員。候補を立てるべきだ」との反対論も出たが、「与党だから自民党と付き合ってきた。民主党から擁立する方が大義名分も立つ」などの意見も出され、結局、出席した77人中、50人が賛成して可決した。

 高嶺氏の擁立自体をやめるか、民主党からの立候補を求めるかは今後、検討する。

 日歯連は1955年の自民党結党当初から、参院全国区、比例区に党公認で組織代表を擁立してきた。同党の有力な資金提供源でもあり、04年には旧橋本派への1億円ヤミ献金事件が発覚した。

 診療報酬改定をめぐる汚職事件で元会長が逮捕された影響で、04年参院選では擁立を自粛。07年は元日本歯科医師会常務理事の石井みどり氏が当選している。

 医療行為の「価格」に当たる10年度診療報酬改定のヤマ場を年末に控え、日本歯科医師会の大久保満男会長は今月10、11両日の代議員会で「民主党と信頼関係を築きながら政策提言を続ける」との方針を表明している。(吉田啓)

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