2009年9月21日7時15分
排除か、融和か。自民党総裁選の3候補が20日、和歌山市を手始めに地方遊説を始めた。森喜朗元首相に象徴される「古い自民党」の切り捨てを主張する河野太郎氏(46)に対抗し、国会議員票で優位に立つ谷垣禎一氏(64)は「党内融和」を強調。対決構図が一層鮮明になった。
最初にマイクを握った河野氏は派閥重鎮の退場を求め、「残すべき自民党と、切り捨てる自民党を明確に仕分けることが、この総裁選の大きな役割だ。古い自民党のままでは、誰が次の選挙で支持するでしょうか」と訴えた。
谷垣氏は「総選挙敗北の原因は総理大臣を選んだはずの国会議員が排除や区別の議論をして党内で争っていた(こと)。排除の論理を乗り越えて、みんなで一丸となる自民党に変えていく」と反論。前日の公開討論会では慎重に言葉を選んでいた谷垣氏が反撃し、森元首相ら重鎮の存在が党再生に必要かどうかが最大の対立軸になってきた。
一方、西村康稔(やすとし)氏(46)は「我々若手にやらせてください。私は世襲でなく、落選経験もある」と、世襲議員の河野氏との違いを強調した。
3氏はこの後、徳島市のホテルでも演説した。