野田佳彦首相は1日、第3次改造内閣を発足させた。首相は記者会見で閣僚名簿を発表し、近く自民党の安倍晋三総裁に会談を要請し、特例公債法案や衆院選挙制度改革法案などへの協力を要請する考えを強調した。ただ、衆院解散については「党首会談の際に私から解散時期を言及することはない」と語った。
首相は会見で改造人事について「山積する内外の諸課題に対処するうえで、政府与党の連携を一層深め、内閣の機能を強化する」と強調。代表選で争った原口一博元総務相らを入閣させなかったことには「(彼らが)閣内に入りたい希望があったかというと決してそうではなかったと思う」と指摘。そのうえで2日に発表する副大臣・政務官人事では非主流派からも起用する考えを示した。
一方、赤字国債を発行する特例公債法案や「一票の格差」を是正する衆院選挙制度改革関連法案、社会保障制度改革を議論する国民会議の早期創設を重要課題に挙げ、「決断する政治を一歩でも二歩でも前に進めていくことが国民の負託に応える唯一の道だ」と強調した。週内にも安倍氏と公明党の山口那津男代表に会談を呼びかけ、「(重要課題で)合意形成の可能性があるのかどうかを含め、次の国会をいつ開くのか判断したい」と述べた。