玄葉光一郎外相は3日の記者会見で、中国公船の尖閣諸島周辺での領海侵入について「効果的に静かな環境で対話するため、中国側に自制を求めたい」と述べ、中国の対応を批判した。公船は前日に続き、3日も領海侵入しており、外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長は同日、在日中国大使館に電話で抗議した。
日本政府には、中国の建国記念日にあたる1日の国慶節から1週間は連休のため、領海侵入は収まるとの見方もあった。だが、玄葉氏は3日の会見で「残念ながら事態は簡単に収まるとは思っていない」と述べ、長期化するとの見通しを示した。そのうえで「平和的に沈静化させなければならない。譲れないものは譲れないが、何が可能か模索したい」と語った。
また、玄葉氏は北京へ空輸された日本の新聞各紙が税関当局で没収された問題について「(中国政府に)申し入れをすることになるが、まず実態を把握する。経済的、文化的な交流を損なうのは双方にとってマイナスだ。冷静な対応を求めたい」と述べた。