山口県上関(かみのせき)町で建設が計画されている上関原発について、中国電力は5日午後、予定地周辺の海域の埋め立てに必要な免許の更新を山口県に申請する。県は1カ月ほどかけて審査する方針だが、これまで「延長を許可できない」との立場を示している。県が正式に延長を認めないと判断すれば、東日本大震災後、初めて原発の新増設計画が止まる。
埋め立て免許は6日に期限を迎える。県が延長申請を審査している間は免許は失効しない。だが、県が延長を認めなければ、上関原発の建設は進めることができなくなり、計画は宙に浮く。すでに東京電力が断念している福島第一原発7、8号機の増設計画を除き、原発の新増設計画がストップするのは初めてだ。
現在日本には、12基の原発の新増設計画があり、うち3基が本体工事に取りかかっている。上関を含む9基は用地取得や造成工事などにとどまっており、計画段階との位置づけだ。上関原発の建設計画が宙に浮くことで、ほかの原発の建設計画にも影響を与える可能性がある。