日本とインドネシアの政府や企業が参加する国際会議「経済合同フォーラム」が8日、都内で開かれた。枝野幸男経済産業相は、インドネシアが2014年からニッケル鉱石の輸出を禁止しようとしていることへの懸念を伝えたが、両国の議論は平行線に終わった。
日本はニッケル鉱石の輸入の5割超をインドネシアに頼っている。耐食性の高いステンレスの原料で、電車や台所の流しなど幅広く使われている。
インドネシアでは09年に新法が成立し、未加工のニッケル鉱石などの輸出を14年1月から事実上、禁じることになった。国内の産業振興を図るのがねらいで、すでに鉱石への20%の輸出課税も始まった。
日本や欧米は世界貿易機関(WTO)のルールに抵触するとして反発している。これまでもWTO委員会の場で再三、改善を求めてきた。