八ツ場ダムの建設予定地の視察に訪れた6都県の知事ら=19日11時41分、群馬県長野原町、林敏行撮影
鳩山政権が建設中止を表明した国直轄の八ツ場(やんば)ダム(群馬県長野原町)の建設予定地を、中止に反対している東京都の石原慎太郎知事ら関係6都県の知事が19日、視察した。
ほかに視察したのは埼玉の上田清司、千葉の森田健作、茨城の橋本昌、栃木の福田富一、群馬の大沢正明の各知事。入札が中止されたダム本体の建設予定地などを見て回り、説明役の国土交通省職員に工事の進み具合などを聞いた。
6都県はダム完成後に利水や治水の受益者となることを前提に、建設事業費4600億円のうち、これまでに計約2千億円を負担した。6知事は中止の場合、関係都県に負担金を返還しなければならず、建設続行よりも事業費が増える▽水需要に応えられなくなる▽洪水への備えに不安がある――といった主張を続けている。
6知事はこの後、地元住民代表らとの意見交換会に臨み、国に対して中止反対で歩調を合わせることを確認する見通しだ。