東京電力福島第一原発事故で村ごと避難している福島県葛尾村の村長選が21日投開票され、無所属で現職の松本允秀(まさひで)氏(74)が、無所属新顔で元村議会議長の松本信弘氏(67)を破り、7選を果たした。
避難区域の再編や賠償、除染、インフラ整備など課題が山積する中、村政の継続か転換かが問われた。
松本允秀氏は原発事故直後の昨年3月14日、全村避難を実行。多選や高齢を理由に一度は引退の意向を示したが、「非常時だ。帰村までは続投を」と支持者から説得され出馬した。
松本信弘氏は賠償や除染、避難区域見直し案の再検討を掲げ、不自由な避難生活を送る村民感情に訴えたが、及ばなかった。