|
外国人献金や過去の暴力団関係者との交際を認めた田中慶秋(けいしゅう)法相が23日、野田佳彦首相あてに辞表を提出し、受理された。体調不良を理由にしたが、国会運営への影響を避けるための事実上の更迭だ。首相は自らの任命責任を認めた。
内閣はこの日の持ち回り閣議で、法相の臨時代理に小平忠正国家公安委員長を充てることを決定。24日にも後任人事を決める。
田中氏は23日朝、法相秘書官を通じて辞表を提出。野田首相には電話して、辞意を直接伝えた。首相は23日午前の閣僚懇談会で「検査の結果、加療が必要ということだった。大変残念だが辞表を受理した」と説明した。
首相は23日午後、首相官邸で記者団の質問に答え、「任命した閣僚が職責をまっとうできなかった。任命権者の責任はある」と言及。野党が追及を強める任命責任を認めた。そのうえで「内閣全体で職務に邁進(まいしん)することで責任を果たしたい」と述べるにとどめた。