東京都の石原慎太郎知事が新党結成と国政進出を表明したことに、野田内閣の閣僚からは26日の閣議後会見で、「今から何ができるのか」(田中真紀子文部科学相)といった冷ややかな声が相次いだ。石原氏は前日の記者会見で国政を痛烈に批判。これに反論や疑問を投げかけたものだ。
石原氏は尖閣諸島の管理や米軍基地問題などで、より強く出るべきだと外務省を批判。これに対し玄葉光一郎外相は「(石原氏の)新党がどの程度の勢力になるのかは未知数。都知事でいた方が影響力を行使しやすいのではないか」と皮肉交じりに語った。
田中文科相は「官僚支配はよくないと言っているようだが、石原氏は約25年間も国会議員をしていた大臣経験者。なぜその時しなかったのか。なぜ(任期途中で都知事を)放り出すのか。かっこわるい暴走老人という感じだ」。滝実法相も「知事として中央省庁に注文するのは当然だが、具体的問題について議論しないといけない。中央と地方が鉄砲を撃ち合うような話ではない」と反論した。
一方、岡田克也副総理は26日のTBSの番組で「どういう政策が打ち出されるか、はっきりしない」と述べ、まずは静観する考えを示した。