野田佳彦首相は27日、東日本大震災の被災地視察のため岩手県を訪れ、県庁で達増拓也知事と約20分会談した。首相は、26日に閣議決定した今年度予算の予備費を活用した被災企業支援策を説明する一方、「被災地の復旧復興が最優先だ」と述べ、復興予算の流用を釈明した。
これに対し、達増知事は「震災で直接被害を受けていなくても、産業振興・地域振興・防災対策に手を打ち、大震災の復興が日本全体の再生につながるよう取り組んでいただければいい」と理解を示した。
首相は27日午後には岩手県宮古市の商店街や、同県山田町の仮設住宅などを視察する予定。野田首相が被災地視察で岩手県を訪れるのは今回4回目になる。