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与野党が次の衆院選の前哨戦と位置づけた衆院鹿児島3区補選が28日投開票され、自民党前職で公明党推薦の宮路和明氏(71)が当選した。国民新党新顔で民主党推薦の野間健氏(54)は及ばず、政権維持をめざす与党には痛手となった。当日有権者数は25万8853人。投票率は56.60%(2009年衆院選72.95%)で過去最低だった。
国民新党の松下忠洋前金融相の死去に伴う補選で、野田佳彦首相の就任後初、自民党の安倍晋三総裁も返り咲き後初の国政選挙だった。宮路氏と野間氏の事実上の一騎打ちで衆院での過半数割れが迫る民主党は、野間氏を公認並みに支援したが、与党の議席を守ることはできなかった。
09年総選挙で松下氏に敗れ、返り咲きをめざした自民の宮路氏は「政権奪還の第一歩にしたい」と訴えた。野田政権の経済政策を批判し、環太平洋経済連携協定(TPP)反対も掲げた。安倍総裁や石破茂幹事長、小泉進次郎青年局長らも応援に入り、伊藤祐一郎・鹿児島県知事も支援。農民政治連盟や建設業協会などからも推薦を受けて支持を広げた。