樽床伸二沖縄・北方相は4日、北海道を訪ね、洋上から北方領土を視察し、元島民らと意見交換した。樽床氏は視察後に根室市内で記者会見し、「進展しなかった問題に、もう一度頭をめぐらす必要がある」と述べ、領土問題の解決に取り組む考えを示した。
樽床氏は洋上から北方領土の国後島や歯舞群島の貝殻島などを視察。洋上で樽床氏と会談した元島民団体「千島歯舞諸島居住者連盟」の小泉敏夫理事長は、7月のメドベージェフ・ロシア首相による北方領土訪問に「本当に心が踏みにじられる思い」と訴えた。「不断の外交交渉による解決に道筋をつけることを強く期待する」とも述べ、野田佳彦首相が12月で調整するロシア訪問に期待感を示した。
樽床氏は会見で、「元島民のお気持ちを踏まえ、努力をするということを総理には強く報告させていただきたい」と語った。