政権交代後初の本格論戦となった衆院予算委員会が、5日で終わった。自民党の若手議員に政治資金問題などを突かれた答弁席の鳩山由紀夫首相は揺れ、他の閣僚は「労組丸抱え」批判に憤慨した。政権公約の実現を看板に掲げる鳩山内閣だが、足元のおぼつかなさが目立つ初舞台となった。
最大野党の自民党は連日、首相の資金管理団体をめぐる偽装献金問題を追及した。5日に質問に立ったのは当選2回の小里泰弘氏。首相に説明責任を果たすよう迫った。
「政治とカネの問題のたびに政治家の説明責任が厳しく問われ、閣僚や副大臣が辞任や死にまで追いやられた。最高権力者たる総理には最高の倫理性が求められる」
政治とカネをめぐっては、07年に国会で追及されていた自民党の松岡利勝農林水産相が自殺した例もある。野党当時は攻める側だった首相は歯切れが悪く、頭を下げた。
「地検に知りうる情報は提供している。大変つらい思いをしながら、全容が早く解明されるよう祈念している。私もかつて、真実を述べる努力を怠ってきた方々に厳しいことを申し上げた」
小里氏はさらに、所得の申告漏れが発覚した首相の株式売買について事細かに質問。平野博文官房長官に確認を求めながら答える首相を、2人の官房副長官が壁際の席から見守る。