【関根慎一】民主党は16日、衆院選マニフェストの原案をまとめ、全議員政策懇談会で示した。エネルギー政策では「2030年代に原発稼働ゼロ」を明記。一方、野田佳彦首相が争点化を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)は、日中韓自由貿易協定(FTA)などと「同時並行的に進める」との表現にとどめ、交渉参加方針は盛り込んでいない。
9月にまとめた「革新的エネルギー・環境戦略」を踏まえ、「原発ゼロ社会」を目指す方針を強調。原発は(1)40年運転制限制を厳格に適用(2)原子力規制委員会が安全確認したもののみ再稼働(3)新増設は行わない、とした。使用済み核燃料サイクル事業も「一から見直す」と踏み込んだ。
首相はTPPについて「(マニフェストで)考え方を示す必要がある」と述べていたが、党内の反対意見に配慮して従来の政府方針より踏み込まなかった。国会改革では、議員定数削減で「衆院80、参院40程度」と2009年衆院選や10年参院選マニフェストを踏襲した。