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民主党の鳩山由紀夫元首相(65)は20日、総選挙への立候補を断念して引退する意向を固め、後援会幹部に伝えた。民主党は衆院選の公認にあたり、党方針に従う誓約書への署名を求めているが、鳩山氏は消費増税や環太平洋経済連携協定(TPP)の推進方針に反対しており、署名できないと判断した。
鳩山氏は後援会幹部に「自分の理念と党の方針が違い、党を離れざるを得なくなる。申し訳ないが引退する」と語った。鳩山氏は、21日に野田佳彦首相に会い、引退の意向を伝える考えだ。鳩山氏は20日夜、東京都内で記者団に「明日、首相に会ってから話す。党には愛着を持っている」と語った。
鳩山氏は1986年、衆院旧北海道4区で自民党から立候補し初当選。当選8回。09年9月の政権交代で民主党で初の首相に就任。米軍普天間飛行場の移設問題で沖縄県外移設を実現できず10年6月に辞任した。