岡田克也外相は21日、地元の三重県四日市市で講演し、核持ち込みなどの日米密約に関する外務省の調査について、見つかった文書を有識者の第三者委員会で検証し、来年1月に結果を公表する考えを示した。講演後、岡田氏は記者団に、省内の調査はほぼ終了したとして、委員会を今月中に立ち上げることを明らかにした。
講演で岡田氏は「第三者委員会の検証作業をこれから始める。表に出るのは(来年)1月のしかるべき時期になる。ここで白黒はっきりすると考えている」と述べ、日本政府がこれまで否定してきた密約の有無が明らかになるとの見通しを示した。密約の存在を示す文書が見つかったかについては明言を避けた。
岡田氏は9月の外相就任直後、日米安保条約改定や沖縄返還の際の4件の密約について、外務省に保管文書の調査を行い、今月末をめどに報告するよう指示していた。(五十嵐誠)