東京都の猪瀬直樹副知事(66)が21日、都庁で記者会見し、29日に告示される都知事選に無所属で立候補することを表明した。これで主要な立候補予定者がほぼ出そろい、都知事選の構図が固まった。
猪瀬氏は「日本の国そのものを東京から支えていく。その重責を担う決心をした」と語った。辞職した石原慎太郎前知事の都政を継承する立場から、2020年五輪招致の推進を強調。都が1400億円を出資し、経営再建中の新銀行東京は「現状をさらに改善していくことに尽きる」と存続させる考えを示した。
作家でもある猪瀬氏は87年、「ミカドの肖像」で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。小泉政権の2002年から道路関係4公団民営化推進委員を務めた。07年に石原氏の要請で副知事に就任し、東京電力の経営改革や地下鉄の一元化を打ち出した。