日本医師会の政治団体「日本医師連盟」は21日、来月16日投開票の総選挙で、特定の政党を支持しない方針を発表した。選挙区ごとに政策が近い候補を推薦するという。政党が乱立し、選挙後の政権の枠組みが不透明なため距離を置いたものとみられる。
日医会長でもある横倉義武委員長は21日の会見で、「いろいろな党が乱立する。政治家一人一人に考えを聞き、推薦候補を決める」と話した。各都道府県医師連盟などが、地元の候補に、TPPや社会保険診療に対する消費税課税について聞き、日医の考え方に近ければ推薦する。医師の前衆院議員は与野党を問わず原則推薦するという。
日本医師連盟は、長年、自民党の有力な支持団体だった。しかし2009年の政権交代後、民主党支持の会長に代わり、10年参院選では自民党の単独支持を撤回した。今年4月に親民主の会長が退き、今後の対応が注目されていた。