民主党の鳩山由紀夫元首相(65)=衆院北海道9区=は21日、北海道苫小牧市で記者会見し、総選挙への立候補を断念し、政界を引退することを正式表明した。鳩山氏は、野田政権の方針に従うよう求める誓約書に署名できないことが引退の理由と説明した。
党執行部は党方針を順守させるため、公認申請する際に「党議を踏まえて活動する」との誓約書に署名することを要求。鳩山氏は「消費増税、環太平洋経済連携協定(TPP)、原発再稼働など、現政権の方針と違う主張を党内で続けたいと思っていたが、その主張を続けると、公認は得られないと18日に知った」と語った。引退は18日に決断したと明かし、「誓約書が私の決断を促したことは間違いない」と説明した。
記者会見の中で、鳩山氏は「波瀾(はらん)万丈の人生だったが、政治家としては幸せだった」と振り返った。